萩は武家屋敷や松下村塾、明治に頑張った人の旧宅もあり、落ち着いた雰囲気がある。萩温泉も海岸沿いに点在している旅館が多く、少し街廻りをした後、夕陽を浴びながら小一時間ほどのんびりと露天風呂に入るのもよいものだ。もっとも、後でレンタサイクルがあると聞き、もう少し街中を探索できたかも?
2017年3月18日土曜日
京都嵐山他
京都は北と西に結構温泉が多い。嵐山、鞍馬、大原がそうだ。嵐山では、渡月橋から渡し船に乗って桂川を少し上った。当然秋が良いのであろうが、行ったのは、秋もかなり遅くだったので、結構寒かった。鞍馬、大原は秋の紅葉が杉の木立に少し赤い点描をみせ、のんびりと露天風呂。我が家からは車で一時間弱でもあり、気楽に行ける。もっとも、鞍馬、大原はその料理にはあまり期待が持てないが。
2017年3月11日土曜日
諏訪
温泉でその温かさを味わい、さらに土地の食べ物を食するのは極上の楽しみではあるが、時にその周辺の情景に動かされる場合もある。諏訪の白樺湖はそんな時間であった。檜風呂のほのかな香りとその白桃の湯の柔らかさは、何とも言えない心地を残したが、翌日向かった高原の初夏の趣は温泉以上の心地よさを与えてくれた。なだらかな緑の曲線が目の届く先まで続き、櫛をすいたような薄雲が蒼き空に漂う、緑と蒼と白さが微妙なバランスで目の前にあった。
城之崎
志賀直哉の暗夜行路、城之崎の風情が伝わってくる。変わり映えしないといわれるが、やはり良い。何回行ったであろうか、外湯をめぐり、のんびりと店の散策。もっとも、1人で行くのは辛いものがある。
「城崎では彼は三木屋というのに宿った。俥で見て来た町のいかにも温泉場らしい情緒が彼を楽しませた。高瀬川のような浅い流れが町のまん中を貫ぬいている。その両側に細い千本格子のはまった、二階三階の湯宿が軒を並べ、ながめはむしろ曲輪の趣に近か
った。また温泉場としては珍しく清潔な感じも彼を喜ばした。一の湯というあたりから細い道をはいって行くと、桑木細工、麦藁細工、出石焼き、そういう店々が続いた。ことに麦藁を開いてはった細工物が明るい電燈の下に美しく見えた。宿へ着くと彼はまず湯だった。すぐ前の御所の湯というのに行く。大理石で囲った湯
槽の中は立って彼の乳まであった。強い湯の香に、彼は気分の和らぐのを覚えた」とある。今も変わらぬ情景だ。
「城崎では彼は三木屋というのに宿った。俥で見て来た町のいかにも温泉場らしい情緒が彼を楽しませた。高瀬川のような浅い流れが町のまん中を貫ぬいている。その両側に細い千本格子のはまった、二階三階の湯宿が軒を並べ、ながめはむしろ曲輪の趣に近か
った。また温泉場としては珍しく清潔な感じも彼を喜ばした。一の湯というあたりから細い道をはいって行くと、桑木細工、麦藁細工、出石焼き、そういう店々が続いた。ことに麦藁を開いてはった細工物が明るい電燈の下に美しく見えた。宿へ着くと彼はまず湯だった。すぐ前の御所の湯というのに行く。大理石で囲った湯
槽の中は立って彼の乳まであった。強い湯の香に、彼は気分の和らぐのを覚えた」とある。今も変わらぬ情景だ。
道後温泉
道後温泉、500キロ飛ばして湯船に飛び込む。泊り客が来るには早い。広い湯船にただ1人。思わず、「坊ちゃん」を思い出す。
「温泉は三階の新築で上等は浴衣をかして、流しをつけて八銭で済む。その上に女が天目へ茶を載せて出す。おれはいつでも上等へはいった。すると四十円の月給で毎日上等へはいるのはぜいたくだと言いだした。よけいなお世話だ。まだある。湯壺は花崗石を畳み上げて、十五畳敷きぐらいの広さに仕切ってある。たいていは十三四人つかってるがたまにはだれもいないことがある。深さは立って乳の辺まであるから、運動のために湯の中を泳ぐのはなかなか愉快だ。おれは人のいないのを見すましては十五畳の湯壺を泳ぎ回って喜んでいたぞいてみると、大きな札へ黒々と湯の中で泳ぐべからずとかいてはりつけてある。.....」
温泉地にある共同浴場、好きな銭湯の趣があって、好きだ。道後の本館も地元の人がニコニコと迎えてくれた。
「温泉は三階の新築で上等は浴衣をかして、流しをつけて八銭で済む。その上に女が天目へ茶を載せて出す。おれはいつでも上等へはいった。すると四十円の月給で毎日上等へはいるのはぜいたくだと言いだした。よけいなお世話だ。まだある。湯壺は花崗石を畳み上げて、十五畳敷きぐらいの広さに仕切ってある。たいていは十三四人つかってるがたまにはだれもいないことがある。深さは立って乳の辺まであるから、運動のために湯の中を泳ぐのはなかなか愉快だ。おれは人のいないのを見すましては十五畳の湯壺を泳ぎ回って喜んでいたぞいてみると、大きな札へ黒々と湯の中で泳ぐべからずとかいてはりつけてある。.....」
温泉地にある共同浴場、好きな銭湯の趣があって、好きだ。道後の本館も地元の人がニコニコと迎えてくれた。
湯河原温泉
今は少なくなったが、40年ほど前は忘年会、歓迎会などには、よく所属するメンバー全員で旅行、温泉などに行ったものだ。熱海にはよく行った。時に近くの湯河原温泉に行ったが、熱海と全く違う趣に温泉の良さを初めて知ったものだ。自然の中に浸りきる、これから温泉好きになったのかもしれない。そのような情景に引き寄せられるのであろうか、夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介など多くの文学者が好む地であった。数10年ぶりに行ってみたいものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=faz8gidgO3c
https://www.youtube.com/watch?v=faz8gidgO3c
http://channel.panasonic.com での公開日:2015年01月15日 「月刊湯けむり日本温泉の旅」はパナソニックが提供するコミュニティサイト「ナビcafe」内の特設サイトです。全国の温泉地の観光情報や落語家が案内人となったビデオレポートなどを紹介します。第二十三弾は湯河原温泉!案内役は...
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