2017年3月11日土曜日

八尾山田温泉

9月とはいえ、そぼ降る雨に濡れてようやく宿の温泉に浸かれた時の安堵、体が融けていくようだった。温泉の良さをあらためて感じた。越中八尾の風の盆を見にいった時、風の盆の情景とともに、忘れられない時間だった。ここは、高橋治氏の「風の盆恋歌」で一躍有名になった。また、石川さゆりさんが歌う「風の盆恋歌」もある。風の盆恋歌の一番目の歌詞は次のようになっている。
「蚊帳の中から花を見る 咲いてはかない酔芙蓉
若い日の 美しい 私を抱いてほしかった  忍び逢う恋風の盆」
町は石と水の街だ。小説はかっての恋人同士が1年間に3日間だけ再び愛し合う小説であり、夜の踊りは編み笠の女性とともに、その甘き情景を醸し出す、そんな街でもある。たしか温泉は、近くの山田温泉と思っているが。

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