嬉野温泉を訪ねたのは、かなりの昔。友達が有田の窯元の息子であり、色々とお世話になり、その後、嬉野に泊まった。「肥前風土記」に「東の辺に湯の泉ありて能く、人の病を癒す」と記され、江戸時代には長崎街道の宿場町として栄えたそうだ。ぬめりのあるお湯は、ナトリウムを多く含む重曹泉で、角質化した皮膚をなめらかにし、みずみずしい肌をよみがえらせるという。多分、その時、美味しいと思ったのが、嬉野の温泉(調理水)で煮込む名物料理、「嬉野温泉湯どうふ」だった。嬉野独特の温泉成分により淡雪のように柔らか、なめらかにとろける湯どうふ、真っ白でまろやかな豆乳スープ。その美肌効果が妻にあったかどうか、定かではないが。
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